EDIFIER W200T mini はウォームで心地よいクリアな音質
EDIFIERのインナーイヤー型イヤホンが気になり3個目を購入。このイヤホンは5000円以下ベストかもしれない・・・
03earphone #011
EDIFIER W200T mini
毎日の暮らしを楽しくする「ライフガジェット」を紹介しているLifeDIYのセガシンです。
イヤホン、iPad、Mac、キーボードなどを中心にレビューしています‼︎
今回はインナーイヤー型イヤホン 「EDIFIER W200T mini」を試していきます。APPLEのAirPods 第3世代購入からはじまった、連載企画|インナーイヤー型イヤホン比べ「03earphone」の11回目です。
・耳栓タイプのイヤホンが合わない、長く使えない人
・1日中使っていても疲れないイヤホンを探している人
・安価で音質も使い勝手のバランスも欲しい人
それでは、「EDIFIER W200T mini」の結論として「総評」をお話しつつ「3つのポイントで詳しく紹介」します。
そして「他のインナーイヤー型イヤホンとも比較」も。
同価格帯 × 同メーカーの「EDIFIER X2」や人気の「ノキア(NOKIA) Essential E3103 」、「SOUNDPEATS Air3」とも比較しています。
それでは総評からどうぞ!
EDIFIER W200T mini の総評
総合評価8.5 / 10
EDIFIER W200T mini ¥4,000-前後
○片耳4.0g×インナーイヤー型で長時間使用でも楽
○ウォームで聴きやすい音質
○aptX Adaptiveに対応でより高音質も
×アプリ対応無し
×再生時間が少し短い
高音
中音
低音
装着感
使い勝手
コスパ度
Bluetooth | 5.1 | 再生時間 | イヤホン単体:約4時間 ケース込み:約22時間 |
コーデック | SBC / aptX Adaptive | 充電時間 | 10分で1時間使用可な急速充電有 |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー | 充電端子 | USB-TypeC |
アプリ | なし | 重量 | イヤホン片耳:約4.0g ケース込み:約36.7g |
ノイズキャンセリング | マイクのみノイズリダクション | 防水・防塵規格 | IP54 |
外音取り込み | 無し | ゲームモード | あり |
自動装着検出機能 | 無し | 保証 | 12ヶ月 |
マルチポイント | 無し | 価格 | ¥4,000-前後 |
EDIFIER W200T mini
音質がかなり好み。価格が¥5,000以下のインナーイヤー型イヤホンとして、個人的にベストな選択と言えるかもしれません。
なんでベストと言えるのか。3つのポイントで解説していきましょう。
マイナーなのが残念。これは知って欲しい!
EDIFIER W200T mini |3つのポイント
EDIFIER W200T mini を「デザイン」「音質」「使い勝手」の3つのポイントで詳しくレビューしていきましょう。
EDIFIER W200T miniは耳栓タイプ(左)ではなく、インナーイヤー型(右)というイヤーピースの無いタイプであるということが3つのポイントにもつながっていますよ。
デザインについて|EDIFIER W200T mini
①箱と内容物|5000円以下とは思えない高級感
5000円以下の4000円前後と、ワイヤレスイヤホンの中でも低価格帯に入る「EDIFIER W200T mini 」のパッケージ品質は優秀。
質感ある印刷品質に、横スライドで出す箱の品質もなかなか良い。
内容物は以下の3点
1.イヤホンが内蔵されている充電ケース
2.USB-Type A to USB-Cの充電ケーブル
3.説明書関連の3点。
カナル型ではなく、インナーイヤー型のため、イヤーチップが付属していないのでシンプルだ。
②充電ケース|ツヤ有りブラックの小型
今回のを合わせて10つのインナーイヤー型イヤホンの充電ケースの中では、やや小型の部類。ポケットに入れても気にならない程度の大きさ。
最小級の EDIFIER X2 と SOUNDPEATS Air3 と並べるとやや大きい。(写真下)
EDIFIER W200T miniのケースの質感はツヤ有りのブラック。キズは付きやすそうで、高級感はあまりなく価格レベルと言える。個人的にはマットは好きなので、その点は残念、、
キズがつきやすそうな点が気になるぞ!
③重量|イヤホン単体 4.0g、ケース込み36.6g
イヤホン片耳で約4.0g(実測値)となっていて、軽い部類。
ケース込みでも約36.6g(実測値)と非常に軽いため、ポケットに入れても。バッグのポケットに入れておいても気にならない。
メインはカナル型(耳栓型)を使い、耳が疲れた時や充電切れの際に使う「サブ イヤホン」として使うこともオススメできる重さ、大きさ、価格となっている。
カナル(耳栓)型のサブとしてインナーイヤー型は相性がいいっす。
④イヤホン本体|数万回の試行錯誤に作られた快適なフィット感
人の耳の3Dモデルを何万回もサンプリングしてテストして作られた形状によって、装着感がかなりいい。4.0gと軽いこともあり、数時間つけていても気にならないほど良好だ。
装着するとこんな感じ。
持っているイヤホンの中でも装着感は上位!インナーイヤー型だから耳にも優しいよね。
⑤カラー展開
カラー展開は定番のブラックとホワイトの2種類。前回購入しした EDIFIER X2 がブラックだったため、今回もブラックを選んだ。
完全にこれは好みの問題なので、好きな色の方を選ぶことをオススメしたい。
音質について|EDIFIER W200T mini
音質評価:音質総合8.0 |高音8.0|中音8.0|低音7.5
○フラットでウォームな音質で長時間聴いても疲れない
○音がしっかりと見通せる
○高音域が心地よい
×低音好きには物足りないかも
<総合音質8.0 | フラット系ウォーム音質で心地よい>
・高音8.0 / 10|解像度高く響きが心地よい
・中音8.0 / 10|艶感あるボーカルが心地よい
・低音7.5 / 10|全体と調和した低音
EDIFIER T200 mini は、13mmのダイナミックドライバーを搭載。高音〜低音まで、フラット寄りでウォーム感のある音質は、耳にやさしく心地よい。音場は広いわけではないが、狭いわけでもなく、適度に心地よい響きが味わえる。クール系の音質も好きだが、長時間聴くならウォーム系がオススメだ。
高音域はしっかりと音を感じることのでき、音が消えゆく様を感じることができる。
中音域はウォーム系のため、ボーカルに艶感を加えて楽しむことができるのもいい。
低音域は全体と調和の図れた心地よい音となっている。
低音好きの人は、ANKERの「Soundcore Life Note 3S」の方が同じインナーイヤー型イヤホンであればオススメできる。
これまで11本のインナーイヤー型イヤホンをレビューしてきたが、その中でも5000円以内の価格部門では、ベストといえる音質ではないだろうか。
対応コーデック:apt-X Adaptiveでハイレゾ体験を
ワイヤレスイヤホンを購入する際に、音質を重視するなら知っておきたい言葉のひとつに「コーデック」という「音声圧縮変換方式」があります。
コーデックとはBluetoothで音声を無線伝送する時の「音声圧縮変換方式」のこと。コーデックの種類により伝送できるデータの圧縮率や方法が異なるため、コーデックにより音質に違いが生まれます。
主要コーデック一覧
コーデック | 特徴 | 補足 |
SBC | 標準的な音質・遅延あり | ワイヤレスイヤホンのほとんどが対応している |
AAC | SBCより高音質 遅延が少ない | iPhoneで主に対応するコーデック |
aptX | CD音源相当の高音質 SBC AAC遅延が少ない | Androidで主に対応しているコーデック |
aptX Adaptive | 高音質96kHz/24bit( 過去は48kHz/24bit) 低遅延の現行最上位のコーデック | Androidスマホの主にハイスペック機で対応 |
LDAC | 高音質(96kHz/24bit)・音質優先・標準・接続優先の3つのモードから選択 | ソニーが規格化したコーデック |
CDと比べてもより高音質。原音に近い音の形となるハイレゾ音源を楽しめるのが、EDIFIER T200 mini が対応しているapt-X Adaptiveです。ミドル〜高級機が対応しているコーデックのため、¥4,000ー前後で購入できるイヤホンに搭載されているのは嬉しい。
が、、味わえるのは対応しているAndroid スマホユーザーとなるのが残念なところ。iPhoneユーザーは対応していないため恩恵はない。
iPhoneは対応コーデックがAACのため、体験できませんが、Androidの一部のスマホでは対応しているため、お持ちのAndroidがapt-X Adaptiveに対応しているしているればハイレゾ音源を楽しむことができるのもEDIFIER T200 mini の魅力のひとつになっています。
apt-X Adaptiveを試してみた!
イヤホンのレビュー用にapt-X Adaptiveで使用できるAndroidスマホを購入したので、試してみた。
iPhoneとの音質の変化
高音、中音、低音域と音の傾向は変わらないが、音の粒立ち、明瞭度が1段UPしたような印象に。好きな音質のイヤホンだったが、apt-X Adaptiveで聴くと、更に好きな感じに。
対応スマホを持っている人には4,000円前後でこの音を楽しめるのは鬼コスパだと思う。
メイン機はiPhone。せっかくなら味わいたい。気づけば、Androidのスマホをポチってたんよ。
マイク性能|通話、オンライン会議での使用にも耐えるマイク性能に驚き!
5000円以下のイヤホンの場合、音質が良くても、マイクは使えないものが多い。
しかし、「 EDIFIER W200T mini 」のマイク性能は、4000円前後にもかかわらず「普通に使える」レベルのマイク品質なのに検証していて驚いた!
音質も5,000円以下ベストとも言うべきクオリティーなのに、マイク品質もOKとなれば「激推しするしかない!」じゃないかと思った。
更なる音質とマイク品質を求める人には、同メーカーの「EDIFIER W220T」か「Sabbat X12 Ultra」をオススメしたい。
使い勝手について|EDIFIER W200T mini
①連続使用時間|単体4時間、ケース込22時間
EDIFIER T200 mini の連続使用時間はイヤホン単体だと標準より少なめの4時間。ケース込だと標準的な22時間となっている。
数ヶ月使ってみているが、バッテリー切れで困ったことはないので、よほど長い時間着けっぱなしにしない限りは困ることはなさそう。
使用時間は電池の容量に比例するため、一般的にはイヤホン本体の大きさ、ケースの大きさに比例するところがある。
②通信品質|Bluetooth 5.1で快適
EDIFIER T200 mini はBluetooth 5.1チップと比較的最新のバージョンを搭載しているため、通信品質は良好。自宅で試したところ、リビングにスマホを置き、リビングから一番遠い部屋の扉を閉めても接続が途切れることはなかった。
移動中や外出先で使用時でも、たまに途切れる程度で、ストレスは無く快適に使えるものになっている。
③取り出しやすさ&入れやすさ|取り出しやすい部類かな
完全ワイヤレスイヤホンは、常に充電ケースとの出し入れが発生する。これが入れにくい、出しにくいと小さなストレスや落としやすさにつながり、片耳紛失事故にもなりかねないもの。
EDIFIER W200t mini の取り出しやすさ、入れやすさは、悪くはないが、凄く出し入れしやすい。というほどではない。
「片耳無くした経験がある」など、出し入れのしやすさの優先順位が高い人は、置くタイプの「Soundcore Life Note 3S(写真下)」をオススメしたい。
④持ち運び|小さめ。握りやすい。が、傷はつきやすいかも。
充電ケースの大きさは、インナーイヤホンの中では最小級の「EDIFIER X2」や「SOUNDPEATS Air3 」と比べると大きいが「Air Pods 第3世代」と比べると同じぐらいなので、小さめの部類には入るぐらい。
充電ケースの角は丸みを帯びているため、握りやすく滑って落とすということはあまり無さそう。数ヶ月使ってみてツヤ感のあるケースはやや傷が目立ちやすいかもしれない。
⑤防塵防水性能|IP54のため、日常的に気にせずOK!
IP54の防塵防水性能とは、防塵性能が5等級、防水性能が4等級ということ。
塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない
となっているため、日常的なほこりや雨が少し降ってきたぐらいでは使用上問題なく使える防塵防水性能となっている。
⑥タッチ操作|ふつーだけど、音量UP&DOWNが欲しかった
タッチ操作は他のイヤホンと余り違いがなく、良くも悪くもないといった印象。音量のUP&DOWNは付けてもらえるともう少し使い勝手がよかった思う。
参考に操作一覧を表にしてみたので、興味のある人は見てもらいたい。
音楽操作 | L | R |
再生 / 停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | ー | 3タップ |
曲戻し | 3タップ | ー |
電話操作 | L | R |
着信の応答 | 2タップ | 2タップ |
終話 | 2タップ | 2タップ |
着信の拒否 | 3秒長押し | 3秒長押し |
その他 | 操作方法 |
Siriなどの音声アシスタント起動 | LR共通:3秒長押し |
比較|EDIFIER T200 mini vs 5,000円以下、同価格帯インナーイヤー型イヤホン
EDIFIER T200 mini vs EDIFIER X2
同じEDIFIERというメーカー。同じ価格帯のイヤホンだが、いくつかの違いがある。この違いのどちらを優先するかでオススメが異なるといった印象だ。
◼️音質の違い
EDIFIER T200 mini |フラットでウォーム感のある音
EDIFIER X2 |モニターライクでクールな音質
耳あたりの良さ、優しい音が好きならEDIFIER T200 mini を。はっきりとクリアでクールな音が好きなら EDIFIER X2 の方がいい。
個人的には解像度も比べると高めに感じるので、EDIFIER T200 mini の方が好み。
◼️使い勝手の違い
EDIFIER T200 mini |対応コーデックにより高音質なaptX Adaptive を搭載
EDIFIER X2|連続使用時間イヤホン単体7時間
ケースの大きさ、取り出しやすさや接続、タッチ操作というものには、ほぼ違いを感じることはないと思う。使い勝手における違いは、音質を求めていてAndroidスマホを使っている場合には、対応コーデックがより高音質な「EDIFIER T200 mini」がオススメになる。
充電し忘れが多いといった経験が多い人には、イヤホン単体、ケース込でも連続使用時間の長い「EDIFIER X2」がオススメと言えるだろう。
音質的に5000円以下クラスなら、「EDIFIER T200 mini」はベストと言えるので「少しでもいい音で聴きたい」という人は一度試して欲しいインナーイヤー型イヤホンと言える。
EDIFIER X2 レビュー |¥4,000ー前後で弱点無し!のインナーイヤー型イヤホンEDIFIER T200 mini vs ノキア(NOKIA) Essential E3103
長時間着けっぱなしでも気にならない「装着感」と「軽さ」を両方とも持っているが、もっとも適した使用シーンが違う。
音楽自体を楽しむならEDIFIER T200 mini。BGM的にながら使用するにはノキアの方がオススメとなる。ノキアは音自体がクリアで強さがないことが理由だ。
周りの音を気にならなくするためにイヤホンを使うといった人にはノキアをオススメしたい。音楽を楽しみたいという用途で使うならEDIFIER T200 miniの方をオススメしたい。
ノキア(NOKIA) Essential E3103 レビュー!クリアな音質で「ながら使用」最高説EDIFIER T200 mini vs SOUNDPEATS Air3
ケース自体の小ささ、イヤホン本体の軽さは「SOUNDPEATS Air3」の方が上。音質の傾向はやや近いが、艶やかで響きのある音に包まれる感覚が味わえるのが「SOUNDPEATS Air3」。音の輪郭がよりはっきりしつつ、艶感と響きがあるのが聴くことのできるのが「EDIFIER T200 mini」となる。
SOUNDPEATS Air3は、アプリでのイコライザー設定でより自分好みにカスタマイズも可能なので、自分好みにイコライザーで調整するのが好きな人だったらオススメしたい。
音楽試聴がメインで、音の輪郭や音像といったものを気にする人はEDIFIER T200 miniをオススメしたい。
SOUNDPEATS Air3 レビュー!購入前に知っておきたい「9つのポイント」まとめ|EDIFIER W200T mini
今回はスピーカーが世界的に有名な「EDIFIER 」のインナーイヤー型イヤホン「EDIFIER T200 mini 」を紹介してきた。
連続使用時間はイヤホン単体4時間と少なめ。ケースもやや傷つきやすい。と気になる点もある。
が、「抜群の装着感の良さ」と「5000円以下のインナーイヤー型イヤホンの個人的ベスト音質」はヤバい。
さらに、マイク品質も「普通に使えるレベル」なのが凄いところ。
価格¥4,000ー前後と費用を抑えつつ、音質にもマイク性能にも妥協したくない人にとってはマジでオススメできるイヤホンに仕上がっている。
もう少し予算が出せる人には、音質が素晴らしい「Sabbat X12 Ultra 」か同ブランドの「EDIFIER W220T」をオススメしたい。
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