iPad Air(M2) 2024 徹底解説｜13インチも登場！カスタマイズ価格表 前モデル比較　

新型のiPad Airシリーズが2024年5月7日のAppleの「Let Loose」イベントで発表されました。

今回のアップデートでは、M2チップの搭載、新発表となったApple Pencil Proへの対応、さらに13インチモデルも新登場。

新型のポイント、価格、前モデルやM2搭載のiPad Pro2022とのスペック比較も徹底的に解説します。

iPad Air(M2) 2024 徹底解説
カスタマイズ＆オプション追加の価格表
前モデルと前iPadProとの徹底比較も

iPadシリーズの発表が予想されていたAppleEvent「Let Loose」が2024年5月7日 日本時間23時にスタートした。

発表をリアルタイムで見つつ、Appleからの情報も徹底的にチェックした3日間。

この記事では、iPad Airシリーズの新発表を独断と偏見たっぷりにまとめていきたい。

Mac歴20年、iPad歴12年のiPadマニアによる新型iPad Air(M2) 2024のまとめとなります。

気になる人に向け「カスタマイズ ＆ オプション追加の価格表 」や「前モデルやiPad Pro(M2)との比較 」も。

是非、最後までご覧ください。

セガシンの目

大きいのが選べて、新しいペンも使え、価格は抑えめとなっております

今回のiPad Airは13インチが選べるようになったこと。そして順当なM2チップへの進化。新しいApple Pencil Proも使えるという点が主なポイント。

でも余裕でこなせるスペックとなっている。

「iPadProも気になるけど、ちょっと高い」と思った人向けといった感じでしょうか。

この記事では･･･

をお伝えします。

それでは、新型iPad Air 5つのポイントからどうぞ！

2024年 新型iPad Air(M2) 5つのポイント

POINT.1 11インチ、13インチの2つのサイズ展開に

・従来の10.9インチが11インチに。

・今までiPad Proしかなかった13インチのサイズも選べるように。

13インチがiPad Proより価格を抑えた形で選べるのは嬉しい人も多いかもしれません。

こういった用途に向いている13インチですが、

Magic Keyboardと合わせると、「MacBook Airより重くなること」や「片手持ちはしにくい」ため、13インチの移動中の使用は向いているとは言えないかもしれない。

多少重くても、大きくてもOKという人には、外出用としてもオススメできるデバイスになっている。

にとっては検討する価値のあるiPadになっている。

選べるカラーは4色から

新型のiPad Air(M2)は4色展開。選べるカラーは左から「スペースグレイ」「スターライト」「パープル」「ブルー」の4色となっている。

全体的に淡い色合いが特徴的。

POINT.2 チップが順当進化、M1からM2に

ちなみにAppleのプレスリリースを引用すると

とのこと。

前モデル搭載のM1チップでもチップ性能は十分に高いため、ヘビーな高負荷作業をiPadで行う人向けの進化。

そういった人には、メインマシンとして新型iPad Airは十分使える進化を遂げている。

Mac風に使う人には「ディスプレイ拡張」がオススメ

iPad OS16以降、M1チップ以上搭載のモデルディスプレイに繋いだ時に、ディスプレイ拡張機能がついているため、Mac風にiPadを使うことができる。（上写真）

これはかなりオススメ。大画面で操作していると、MacBookをクラムシェルモードでつないでいるような錯覚になる。

ちなみに、ディスプレイ拡張は「M1が搭載された前モデルのiPad Airから使用可能」なので、11インチの購入を考えている人にとっては、M1チップ搭載モデルかM2搭載モデルかどちらを選ぶかは、価格を取るか、サポート期間の長さを取るかで選ぶのがいいだろう。

そういった意味では、今回と前回のiPad Airモデルだけではなく、M1・M2搭載のiPad Proも候補となってくるから選択が難しい。

絵を描くなら新型のApple Pencil Pro対応の新しいiPadAir13インチ一択となりそうだが、それ以外の人にとっては悩ましい選択となりそう。

POINT.3 新しいApple Pencil Proに対応、4つの新機能＋ホバー機能も使える

新しいApple Pencil Proは、4つの機能が追加。

スクイーズ（指で強く押した状態）：強く押し込むペン先周辺にツールパレットが展開

バレルロール：ペンの軸を回すことで、平筆を使って、同じ筆でも広く描いて、細くも描いたりといったことができる

フィードバック：押した時に、指にフィードバックがくるようになり、より直感的に使いやすく

探す機能追加：無くしがちなPenを「探す機能」を使って見つけることができる

前モデルで対応していなかった画面からペンを浮かした状態でも、位置やペン先がわかる「ホバー機能」にも今モデルから対応している。

iPadはペン使いが多い人、絵も描くという人には嬉しいアップデートとなっている。

勉強のノートはiPad運用！という人もメリットは大きい。

POINT.4 フロントカメラが横向きに

前モデルでは画面縦向きの時に上部に就いていたフロントカメラが、画面横向きにした時に中央上部に移動。

MacBook風に使い、ZOOMやTEAMSでのオンラインミーティングが多い人にとっては嬉しいアップデートに。

センターフレーム機能にも対応しているので、移動した方向へとカメラが追ってくれる。

しかし、、マイク品質はiPad Proの方が高いため、オンラインミーティング用にiPad購入を考えている人には、前モデルM2搭載のiPadProや新しいM4搭載 iPad Proと比較して選ぶのがオススメだ。

POINT.5 Magic Keyboardは従来品は使えるが、新モデルのMagic Keyboardは使えない

24年5月7日のAppleイベントで発表となった新型のMagic Keyboardは新型のiPad Airでは使えない点には注意が必要。

すでにMagic Keyboardを持っているよという人には、追加投資無しで使用可能なのはうれしい。

ここからは、検討する人のためのマニアなまとめに突入します。

カスタマイズ＆オプション追加の価格表とスペック比較をやっていきましょう。

新型iPad Air (M2) 11インチ & 13インチ 価格表｜ストレージ＆オプション カタマイズ別

では、気になる価格を見やすく、ストレージ別かつ、オプション込み、アップルcare込みの価格表をつくってみました。カスタマイズによって価格変化の大きいiPadだけに、見やすいものをつくってみました。

11インチ、13インチ、それぞれの価格表を見ていきましょう。

まずは11インチから

新型iPad Air (M2) 11インチ 価格表｜ストレージ＆オプション カタマイズ別

オプション別 税込み価格表｜新型iPad Air(M2) 11インチ Wi-Fiモデル

最小ストレージ128GBかつ、本体のみだと98,800円と、為替反映をやや優しくした価格に。

しかし、ここからストレージ1TB、、Apple Pencil Pro、旧型Magic Keyboard、Apple Care2年間を追加した全部のせの場合には、271,200円という価格に。

MacBook Pro M3モデルを少しカスタマズぐらいの価格に。

これが、Wi-Fi ＋ Cellularモデルだとどうでしょうか。

オプション別 税込み価格表｜新型iPad Aair(M2) Wi-Fi ＋ Cellularモデル

Wi-Fi ＋ Cellularモデルはストレージ128GBかつ、本体のみだと124,800円と最小構成で10万円越えの価格。そしてストレージ1TB、Apple Pencil Pro、旧型Magic Keyboard、Apple Care2年間を追加した全部のせの場合には、297,200円という価格に。

ほぼ30万円になります。では、同じく13インチのWi-FiモデルとWi-Fi ＋ Cellularモデルの場合の価格表も見ていきましょう。

新型iPad Pro (M4) 13インチ 価格表｜ストレージ＆オプション カタマイズ別

オプション別 税込み価格表｜新型iPad Air(M2) 13インチ Wi-Fiモデル

オプション別 税込み価格表
新型iPad Air(M2) 13インチ Wi-Fi ＋ Cellularモデル

13インチのWi-Fi ＋ Cellularモデルはストレージ128GBかつ、本体のみだと154,800円と最小構成で15万円越えの価格。そしてストレージ1TB、Apple Pencil Pro、新型Magic Keyboard、Apple Care2年間を追加した全部のせの場合には、341,200円という価格に。

今回の新型iPad Airの一番高い価格は341,200円でした。

セガシンの目

うーーん高いけど、iPadProの全部盛りと比較すると20万円ほど安いっす

それでは、本気で購入を検討する人のために･･･

iPad Air (M2) 2024： 11 / 13インチ
iPad Air (M1) 2022： 10.9インチ
iPad Pro(M2) 2022： 11 / 12.9インチ

のスペック詳細比較に入っていきましょう。

ProとAirの違いが分かりやすいので、是非比較して納得のいく購入体験をしていただきたい。

スペック比較｜新M2 iPad Air & 旧 M1 iPad Air & 旧 M2 iPad Pro

iPad Air (M2) 2024： 11 / 13インチ
iPad Air (M1) 2022： 10.9インチ
iPad Pro(M2) 2022： 11 / 12.9インチ
スペック徹底比較

モデル名＆カラー展開比較

11インチモデル スペック比較

13インチモデル　スペック比較

カラー展開の違いは、前モデルのiPad Airの5色展開から、4色展開に。

最新のiPad Air 2024(M2)ではスペースグレイ/スターライト/パープル/ブルーの4色から選ぶことができる。

ディスプレイ比較

11インチモデル スペック比較

13インチモデル　スペック比較

ディスプレイ周りのポイントは、解像度、輝度、表示速度、ホバー対応の4点。

解像度が11 / 13インチiPad Pro(M2)がわずかに高いことが分かる。

輝度は前モデルと同様の最大500ニト。11 / 13インチiPad Pro(M2)の輝度は最大600ニトと100ニトほど明るい。まぁ、これは誤差レベル。ただし、13インチのiPad Pro(M2)はLiquid Retina XDRディスプレイなので違いを感じるかもしれない。

ディスプレイ周り大きな違いは、表示速度。いわゆるヌルヌル感の違いというやつです。新型iPadAirは前モデルと同様の最大60hzですが、11インチiPad Pro(第4世代/M2)は最大120hzとなっています。

ホバー対応は、新型のiPad Air(M2)と11インチiPad Pro(第4世代/M2)が対応となっています。

チップ比較

11インチモデル　スペック比較

13インチモデル　スペック比較

新型のiPad Air(M2)はM1→M2のチップ性能の進化で、「CPUは18パーセント高速」「GPUは35パーセントパワフル」「Neural Engineは40パーセント高速」という恩恵がある。

同じM2チップを搭載した11 / 13インチiPad Pro(M2)との違いは、メモリとメディアエンジンの差。1TB以上のストレージだと16GBにメモリがアップする点。動画編集などやる人は気になるProRes対応のポイントがある。

カメラ比較

11インチモデル　スペック比較

13インチモデル　スペック比較

11 / 13インチiPad Pro(M2)は、レンズが1眼多く、12メガピクセルの広角カメラに加えて10メガピクセルの超広角カメラがついている。iPadの外側カメラをベビーユースしている人は少ないが、使う人にとっては大きい差。

オンラインミーティング用にiPadを使っている人にとっては、新型のiPad Air(M2) 2024がオススメ。フロントカメラの位置が横向き時に中央丈夫に位置することができるため、使いやすくなっている。

コネクタ・セキュリティ・スピーカー・マイク比較

11インチモデル　スペック比較

13インチモデル　スペック比較

コネクタ｜Proは最大40Gb/sに

iPad Air(M1/M2)はUSB-Cで、iPad Pro(M2)はThunderbolt / USB 4対応のUSB-Cコネクタという違い。最大の違いは、データの転送速度、Airは最大10Gb/sで、Proは最大40Gb/sになる。

セキュリティ｜TouchかFaceか

AirシリーズはTouch ID。ProはFace IDとなっている。好き嫌いはあるが、個人的にはFace IDの方が楽なのかもしれない。

スピーカー｜スピーカー代わりにも使いたいならPro

Airシリーズは横向き左右に2つのスピーカー、Proは4スピーカーとなっている。動画視聴や音楽鑑賞もiPadのスピーカーでやりたい人には、Proの方がオススメではあるが、Bluetoothスピーカーを購入して使った方が音質は良い。

マイク｜オンラインミーティングで使用するならProか

Airシリーズにはは2つのマイク。Proシリーズは5つのスタジオ品質のマイクが装備されており、Face Timeでのコミュニケーション、オンラインミーティングにはProの方がいいかもしれない。

対応アクセサリ、ストレージ、サイズ、重量比較

11インチモデル スペック比較

13インチモデル　スペック比較

対応アクセサリ｜Apple Pencil Pro活用有無がポイント

最新11 / 13インチのiPad Air(M2) 2024のみ、Apple Pencil Pro対応となっている。メモ程度のペン使いではあまり差は感じられないかもしれないが、イラストや絵を描くといった作業においては、大幅に生産性向上が期待できる。

ストレージ｜メインマシンがiPadの人は512GB / 1TB / 2TB選択もあり？

ストレージはiPadをメインマシンとして使用してる人は、512GB以上、1TB / 2TBストレージが欲しいかもしれない。その場合には、iPad Air 2022(M1)は選択肢から外れるかもしれない。

サイズ｜11インチ / 13インチ共に、大きさはあまり変わらない。

11インチ / 13インチ共に、幅、高さはあまり違いは無いが、厚みはProモデルと比較すると11インチで0.2ｍｍ、13インチで0.3ｍｍの厚みの差がある。

重量｜13インチ iPad Air 2024(M2)は、13インチ iPad Pro 2022(M2)に比べ65ｇ軽量

11インチモデルでは、重量に差は感じられないものの、13インチでのAir / Proを比較すると65ｇ軽量となっている。最新のiPad Pro13インチ(M4)の軽量化が話題となっているため、あまり注目されていない。

が、、、

13インチがいいけど重さが気になるという人には、価格を考えると魅力的な選択肢に「13インチ iPad Air 2024(M2)」はなっているのではないだろうか。

Wi-Fi＆通信　スペック比較

11インチモデル スペック比較

13インチモデル　スペック比較

Wi-Fiと通信に関してはあまり違いがなく、10.9インチのiPad Air 2022(M1)のみ、Wi-Fi 6Eではなく、Wi-Fi6になっている。

iPad Air(M2) 2024 徹底解説　まとめ

予想通りの進化を遂げつつ、13インチが選べて、価格を抑えてApple Pencil Proも対応モデルというところがポイントに。

プロ向けのクリエイティブ作業をする人以外には、メインマシンとしてガンガンつかっても何の不満もない、とてもいいマシンだと思う。

エンタメ機として使うなら無印iPad 10世代、iPad mini 6あたりがオススメですし、大抵のことはそのあたりのモデルでもサクサクこなせる性能はあります。

逆に、重めのゲームをガンガンやりたいんです。という人は、M4搭載の新型iPadProの方がオススメかもしれません。

僕自体は、13インチモデルを持っていないため、ProかAirか、型落ちモデルかを迷っていて、実機触りにApple Storeに一度行って見つつ、6月のWWDCでのiPad OSの進化ポイントを確認して買うかどうかを決める予定だ。

この記事が購入を検討する多くの人の役に立てばうれしい。

よくiPadの記事は書いているので、他の記事も読んでもらえるとうれしいです。

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