Nothing Ear stick を レビュー していきたい。話題のブランドがつくる「インナーイヤー型イヤホン」はどの程度の実力なんだろうか。
デザイン性の高さとニーズを満たす機能性。高すぎない価格…。Nothing(ナッシング)というブランドを体験してみたいと購入したのだ。
03 earphone#012
Nothing Ear stick レビュー
今回は、気になっていた英国 Nothing technology(ナッシング テクノロジー)から同社初のインナーイヤー型イヤホン「Nothing Ear stick 」を購入。レビューしていきます。
Apple AirPods第3世代購入からはじまったインナーイヤー型イヤホン レビュー連載。期間18ヶ月、レビューしたインナーイヤー型はこれで12本目。
どんなインナーイヤー型イヤホンなのか。さっそく見ていきましょう。
検討している人に向けて・・・
・Nothingのブランドについて
・Nothing Ear stick の製品概要
・Nothing Ear stick のデザインや内容物
・Nothing Ear stick の音質
・Nothing Ear stick の使い勝手などの機能性
・Apple AirPods 第3世代ふくめ、他のインナーイヤー型イヤホンとの比較
を行っていきます。
検討している時に知りたかったー!というレビュー記事にしています。是非最後まで見ていただけると嬉しいです。
イヤホン、iPad、キーボードなどのガジェットを中心にレビューしています。
まずは、ブランドについてまとめました。
Nothing (ナッシング) とは
OPPO傘下のスマートフォンメーカー 創業者がつくった会社
中国の世界的スマートフォンメーカーOPPO(オッポ)傘下の同じくスマートフォンメーカーOnePlus(ワンプラス)の共同創業者カール・ペイ(Carl Pei)が2020年10月、イギリスに設立したのが Nothing technology(ナッシング テクノロジー)社、通称Nothing (ナッシング)だ。
投資家たちがすごいメンツ
同社へ投資するのは、iPodの発明で有名なトニー・ファデル、Twhichの共同設立者のケビン・リン、YouTuberのケイシー・ナイスタットなど、名だたる人たち。そしてGoogle Venturesも。
若者がはじめたベンチャーというより、知識、経験、そして資本も持ち、ガチで世界獲ったるでー!という心意気を感じる。
製品をつくるにも、パートナーとして世界的オーディオブランド Teennage Engineeringを迎え、クアルコムともパートナーシップを締結していて、大人な動き方。
Nothingが今後、どこまで成長、ブランド化するのかは分からないが、近年の中では珍しいブランド的なポジショニングをして、ガジェットを売っている中では、かなり早くから支持を得ていることは間違いないだろう。
初プロダクトはカナル型 イヤホン Nothing Ear(1)
同社初のプロダクトは「Ear(1)」という、カナル型(耳栓型)イヤホン。スケルトンを基調とした完成度の高いデザイン、魅力的12,650円でスマッシュヒット。現在はガジェット好きには悲しい、、、円安値上げ問題により15,650円(執筆時 Amazon価格)となっている。
もちろん!スマートフォンも登場 Nothing Phone(1)
第2弾のプロダクトとして登場したのが、Nothing Phone(1)だ。 招待制の予約注文には10万件のウェイティングリストが並ぶほどの期待に。新規制の打ち出しにくいスマホの中でLEDを活用した点灯コミュニケーションのデザインがいい!スマホメーカーの創業者ならではの納得の仕上がりだ。
そして、第3弾のプロダクトとして発表されたのが、今回レビューするNothing Ear stick だ。
注目ブランド × インナーイヤーイヤホン。買うしかない!ってなったよね。
まずは、結論としての総評からどうぞ!
Nothing Ear stick の総評
総合評価9 / 10
Nothing Ear(stick) ¥16,800-
◯唯一無二のデザイン
○クリアでキレのある音質
◯量感を感じる低音
○つけっぱなしOKな装着感
×ケースがホコリに弱い
高音
中音
低音
装着感
使い勝手
コスパ度
Bluetooth | 5.2 | 再生時間 | イヤホン単体:約7時間 ケース込み:約29時間 |
コーデック | SBC / AAC | 充電時間 | ケース内10分の充電で2時間の再生が可能 |
ドライバー | 12.6 mm ダイナミック | 充電端子 | USB-TypeC |
アプリ | あり | 重量 | イヤホン片耳:約4.5g ケース込み:約54.6g |
ノイズキャンセリング | マイクのみノイズリダクション | 防水・防塵規格 | IP54 |
外音取り込み | 無し | ゲームモード | なし |
自動装着検出機能 | あり | 保証 | 12ヶ月(公式購入で24ヶ月) |
マルチポイント | 無し | 価格 | ¥16,800- |
Nothing Ear stick|「デザイン」「音質」「使い勝手」 3つの項目で徹底レビュー
Nothing Ear stick を「デザイン」「音質」「使い勝手」の3つのポイント、16の視点で詳しくレビューしていきますよ。
Nothing Ear stick は、カナル型(耳栓タイプ)(左)ではなく、インナーイヤー型(右)のタイプ。イヤーピースが無いため長時間使用していても、耳が痛くなりにくく、自然と外音も入ってくるのがポイント。
これからレビューする上でも「デザイン」「音質」「使い勝手」についてもインナーイヤー型であることがポイントになってきます。
デザインについて|Nothing Ear stick
①箱と内容物(付属品)|ワクワク感ある開封体験
Nothing Ear stick はやはり特別なイヤホンだった。
日々ガジェットを購入していると、開封している時間には、ワクワク感やドキドキ感を感じることはほぼない。
しかし、このNothing Ear stick は久々に、開封自体にワクワク感やドキドキ感を感じた。
本体が出てきたーーー!
思ったより質感が高い?表面加工などこだわりを感じる
ー知っていたのに楽しかった開封の儀
Nothing お得意の1度開けたら、2度と元に戻らないベリベリ式のヒモで開封。
箱というより、筒に入った付属品
同じ形状の円柱状のリップデザインのイヤホンケースが登場する。
こうなってるのかー。
正直、久しぶりに開封自体が楽しかった。何が入っているかなど事前に知っていたにも関わらずこのドキドキ感は結構スゴイ!
改めて、パッケージからの開封についてもデザインの力を感じさせる結果となった。
いやー久しぶりに開封が楽しかったわ
ー極めてシンプルな内容物(付属品)
Nothing Ear stick は、イヤーピースの無いインナーイヤー型なので、内容物(付属品)含めシンプルだ。
・内容物(付属品)
・ear (stick)本体
・充電ケース
・充電用USB Type-Cケーブル
・安全説明書
・ユーザーガイド
紙の筒の中に本体&充電ケース以外の付属品が入っている。
②充電ケース|クルッと回して開けるが楽しい。
Nothing Ear stick の充電ケースは、蓋を開くタイプが多い中、回して開くという斬新なデザイン。
リップスティックをイメージして作られた充電ケースは、購入前「どうなんだろ…」と思っていたが、実際使ってみると使いやすい。回す時の感覚もスムーズでスーッと回って、スッと止まって開くのが心地よい。
充電ケースの表面は、ツルっとしたプラスチッキーなものではなく、ロゴのドットのような表面加工がされており、質感がいい。
ケース自体は大きめだが、円柱という形状からか意外と持ち歩きやすい。
ワイヤレス充電は非対応なので、底のUSB-C のコネクタから有線で充電となる。付属のUSB-Cケーブルはケースデザインの円柱と統一感を持ってオリジナルで作られている点も使わないんだけど、嬉しいポイントだ。
クル!が結構開けやすくて、回す感じも楽しい
③重量|イヤホン単体4.5g、ケース込み46.3g
Nothing Ear(stick)のイヤホン本体は片耳4.5g(実測値)と、インナーイヤー型の中では標準的な重さ。
ケース込みだと54.6(実測値)で、ケースの大きさから受ける印象よりは重くはない。
④イヤホン本体|スケルトンデザイン×良好な装着感
Nothing Ear stick のイヤホン本体は、Nothingらしいスケルトンデザインが施されていてカッコいい。左右の判別は白と赤の◯マルで表現されており、意外にも分かりやすい。
装着感は、しっかりと耳にホールドされるが、長時間着けていけも気にならない形状。個人差はあると思うものの、12個のインナーイヤホンを比べた中では、ホールド感は1、2位を争うぐらいしっかり。着けていて落ちる心配がないのがいい。
イヤホン部の形状は、100回以上の設計変更、100人以上の耳でテストしたとのこと。使ってみると納得させられる装着感だ。
痛くなりにくい。良好な装着感ですわ
⑤カラー展開|ホワイト 1択
Nothing Ear stick のカラー展開はホワイトのみ。カナル型のNothing Ear(1)やNothing Ear(2)はホワイトとブラックの2色展開だったが、こちらはシンプルにホワイトのみになっている。
音質について|Nothing Ear stick
〇クリアで音の粒立ちが良い
〇低音の量感を感じる音質
〇高解像度で音の分離感がある
×高音のキラキラ感が苦手
総合音質
・高音8.5 / 10|解像度高く心地よい
・中音9.0 / 10|ボーカルが聴きやすい
・低音9.0 / 10|全体と調和した量感のある低音
①音質評価:総合9.0 |高音8.5|中音9.0|低音9.0
Nothing Ear stick の音質は、全体的に非常にクリアでキレと粒立ちを感じる音。
高解像度かつ音の輪郭をしっかりとしたリスニング用といった傾向。音場は広くもなく、狭くもなく丁度いい具合で、聴いていて心地よい。
高音域、中音域、低音域と、それぞれがダマにならず、分離しているものの、全体としてのバランスがよい。
アプリで低音をUPさせるとインナーイヤー型イヤホンとは思えない音を楽しませてくれる。
高音域
余韻は少なめだが、解像度高め、刺さり感もなく非常に聴きやすい。
中音域
ボーカルが近すぎず、でも埋もれず聴きやすい。
低音域
全体との調和感がありつつも、しっかりとした量感のある低音を鳴らしてくれる。イコライザーで「低音強調」を選択すると、グッと迫力が増していい感じ。
ー音質まとめ
独自に設計された12.6mmサイズの高感度ダイナミックドライバー。Bass Lock Technologyによる最適な低音調整のお陰か、音量高めだけではなく、低めの状態でも予想以上に良い音質で驚いた。
解像度の高さとバランスのよさ、さらにアプリでの音質のカスタマイズを考えると多くの人が満足する音質になっっているのではないだろうか。
AirPods第3世がと欲しいけど少し高い。と思っているなら「こっちの方が音は上かも?」とお伝えしたい。全体的な聴き馴染みの良さはAirPods第3世代だけれども、解像度や音のクリアさ、分離感などは上だと感じた。
ペアリングなど頻繁にiPhone、iPad、Macを変えたいという人には、AirPods第3世代の方が使いやすいかもしれませんが、デザイン性と音質と価格を考えるとこちらをオススメしたい。
音をしっかりと楽しんでいる感じが中々よいですわ
②対応コーデック|基本的なSBCとAAC
Nothing Ear stick が’対応しているコーデックはSBC / AACと基本の2コーデック。最近対応が増えているハイレゾ級の音が聴けるAptX AdaptiveやLDACには非対応となっている。
iPhoneで使う予定の人は、元々AptX AdaptiveやLDACは非対応なので、関係ない。
コーデックとはBluetoothで音声を無線伝送する時の「音声圧縮変換方式」のこと。コーデックの種類により伝送できるデータの圧縮率や方法が異なるため、コーデックにより音質に違いが生まれます。
主要コーデック一覧
コーデック | 特徴 | 補足 |
SBC | 標準的な音質・遅延あり | ワイヤレスイヤホンのほとんどが対応している |
AAC | SBCより高音質 遅延が少ない | iPhoneで主に対応するコーデック |
aptX | CD音源相当の高音質 SBC AAC遅延が少ない | Androidで主に対応しているコーデック |
aptX Adaptive | 高音質96kHz/24bit( 過去は48kHz/24bit) 低遅延の現行最上位のコーデック | Androidスマホの主にハイスペック機で対応 |
LDAC | 高音質(96kHz/24bit)・音質優先・標準・接続優先の3つのモードから選択 | ソニーが規格化したコーデック |
③Nothing Ear stick のマイク性能
テレワーク用やオンライン会議用イヤホンとしても十分に使えるほどのマイク性能。カナル型と違い、インナーイヤー型のため自分の声も聴きやすくて、仕事がかなりしやすい。かなりオススメ。
技術的には「次世代の Clear Voice Technology」というものを採用し、3 つの高精細マイクと最新のスマートアルゴリズムで環境音を押さえ、声だけをクリアに届けてくれるらしい。
音質は良くても、マイク性能は、、、。というイヤホンが多い中、十分に会議用、通話用として使える高いマイク性能、通話品質を持っています。
正直驚いた!マイク性能のために買うっていうのもアリなぐらい良いっす
④Nothing Ear stick 対応アプリ
上の画像の左がTOP画面。充電ゲージが表示されている。イコライザーとコントロールのメニューがある。右は操作項目の割り当て変更画面。操作項目の割り振り(上画像の右)は左右で各4つの操作割り当てが可能、1回押しは変更不可となっている。
簡易イコライザー(上画像の左)と詳細なイコライザー(上画像の右)がある。イコライザーも、プリセットが「バランス」「低音を強調」「高音を強調」「音声」と4つ用意されている上に、自分好みにカスタムも簡易イコライザー、詳細イコライザーにて調整可能。個人的にはプリセットの「低音強調」が迫力マシマシで好み。
細かく調整したい人には、ファームウェアアップデートで追加された詳細なイコライザー設定を使うことで納得の音に調整できそうです。
イコライザーによる音質調整。操作項目の割り振り、ファームウェアアップデートなど、アプリでできることは多くはないけれど、必要十分といった印象。
Nothing Ear stick の使い勝手について
①再生時間|イヤホン単体最大7時間、ケース込み最大29時間
Nothing Ear stick の再生時間は、必要十分で他と比べても標準的な再生時間。
イヤホン単体では、最大7時間の再生時間。充電ケース込みのの場合には最大29時間。 通話については、イヤホン単体で最大3時間。充電ケース込みの場合には最大12時間となっている。
充電がない。。。となっても、10分間の充電で9時間の再生が可能なので、困ることはない。
②通信品質|良好で特に困ることはない。
街中、電車、カフェ店内など、人の多いところでも切れることもなく通信品質は良好。
家の中でスマホから離れた場所に移動しても、ドアを閉めて超えない限りは切れずに使えている。扉を閉めていくと、途切れる場合がある程度。
③取り出しやすさ&入れやすさ|最高!
AirPodsのような一般的な充電ケースと比べると、格段に出し入れしやすい。最高につかいやすい。充電ケース自体のコンパクトさには欠けるものの、スティック部分を摘みやすい。
マグネットも強めなので、開いた時に裏返っていたとしても、イヤホンが落ちることはなさそうだ。
④持ち運び|コンパクトではないが、バックに入れるなら丁度いい
円柱型の独特なケースだが、持ち運びは意外なほどしやすい。ガジェットポーチはもちろん、デイパックなどの小さなポケットに入れて使っている。やや厚みがあるので、パンツのポケットに入れるのはあまりオススメできない。
パンツのポケットに入れたいんだよ!
という人にはオススメできないボリュームだが、ポーチやカバンに入れるという人にはオススメできる。
⑤防塵防水性能|IP54防水・防塵なので、ほぼ気にしなくてOK!
IP54の防塵防水性能とは、防塵性能が5等級、防水性能が4等級ということ。
塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない
となっているため、日常的なほこりや雨が少し降ってきたぐらいでは使用上問題なく使える防塵防水性能となっている。
⑥Nothing Ear stick の操作方法|プレスコントロールがいい!
イヤホンの操作方法は主に、タッチ操作、物理ボタン、つまむの3つ。Nothing Ear(stick)は、プレスコントロールという「つまむ」操作方法。
タッチ操作は触れてしまって反応する誤操作が起きがち。トリプルタップとかは結構難しい。
物理ボタンは操作しやすいけど、イヤホン本体が大きくなりがち。
そしてAirPods第3世代と同様の「つまむ」操作は、誤操作が少ないし使いやすいのでオススメ。
操作もシンプルなので覚えやすい。個人的には音量UP / DOWNができるがいい。
音楽操作の場合
操作項目 | 操作方法 |
再生または一時停止 | 1回押す(つまむ) |
曲送り | 2回押す(つまむ) |
曲戻し | 3回押す(つまむ) |
音量DOWN | 左イヤホンを長押し(つまむ) |
音量UP | 右イヤホンを長押し(つまむ) |
電話操作の場合
操作項目 | 操作方法 |
電話の応答 / 通話終了 | 1回押す(つまむ) |
着信拒否 | 2回押す(つまむ) |
操作感はグッド!
Nothing Ear stick |AirPods第3世代など人気インナーイヤー型イヤホンとの比較
ここからは、インナーイヤー型イヤホンの中で、他メーカーの人気モデルとの比較をしていきましょう。
同価格帯ではないので、価格とのバランスも含めてみていきましょう。
AirPods第3世代との比較|Nothing Ear stick
全世界で一番売れているイヤホンと言ってもいい「AirPods」。初代から3世代目は音質も強化されいる人気のインナーイヤー型イヤホンの王様と比較してみましょう。
音質の違い
AirPods第3世代の方が音場が広めで、優しく聴きやすい。音のクリアさやキレといった要素はNothing Ear stick の方が上。
「良い音で聴きたいけど、それほど音質の傾向にこだわりがない」人にはどちらも高音質で満足できる音になっている
「結構イヤホンにはこだわっている」という音質こだわり派には、Nothing Ear Stickの方をオススメしたい。
AirPods第3世代には空間オーディオという機能があり「映画などを迫力満点に楽しみたい!」という人にはAirPods第3世代の方がオススメかもしれません。
使い勝手の違い
AirPods第3世代もNothing Ear Stickも使い勝手はどちらも差がないぐらい優秀。
ただペアリングなど頻繁にiPhone、iPad、Macを変えたいという人には、AirPods第3世代の方が使いやすいかもしれません。
価格とのバランス
AirPods第3世代:¥26,800ー
Nothing Ear Stick:¥16,800ー
税込の価格が1万円。Apple製品間での切り替えを楽にしたい。という人以外であれば、デザイン性と音質と価格を考えるとNothing Ear Stickを個人的にはオススメしたい。
AirPods第3世代のレビュー記事も下に貼っときます。
AirPods 第3世代 レビュー!「10の視点」半年使用者による徹底解説
AirPods 第3世代 レビュー!「10の視点」半年使用者による徹底解説EDIFIER W220T との比較|Nothing Ear stick
スピーカーで有名なEDIFIERも、近年ではイヤホン・ヘッドホンなどいわゆる「ポータブルオーディオ」領域に力をいれている。EDIFIERの数あるインナーイヤー型イヤホンでも力の入った最新モデルが今回比較する「EDIFIER W220T」です。
音質の違い
EDIFIER W220Tは、中高音域がとにかく心地よい。クリアかつウォームな音質で長時間聴いても疲れないという特徴。Nothing Ear stick は、低音〜中音域が得意で、分離感のある粒立ちサウンド。
両方音質は高いが、ながら聴きが多いという人にはEDIFIER W220Tの方がオススメかもしれない。音をしっかりと楽しみたい人には、Nothing Ear stick の方が楽しめると思う。
ただし、Androidスマホを使っていて「通信コーデック」という言葉で「ピクッ」と反応する人には、Nothing Ear stick では対応のない「aptX Adaptive」にEDIFIER W220Tは対応している点も判断材料のひとつになるかもしれません。
使い勝手の違い
両者ともに、アプリ対応、操作はつまむ方式となっており、使い勝手の良さは同等。マイク性能については比べるとNothing Ear stick の方が上といったところ。
価格とのバランス
EDIFIER W220T :¥8,000前後
Nothing Ear Stick:¥16,800ー
価格的なコスパ感ではEDIFIER W220Tの方が高い。「あまりお金をかけず、音が良くて使い勝手のいいインナーイヤー型イヤホンは?」と聞かれれば、間違いなくEDIFIER W220Tと答える。
デザインにこだわりがある。テレワーク環境なのでマイク性能が大事。がっつりと音楽鑑賞もしたい。という人にはNothing Ear stick をオススメしたい。
気になる人は、下のレビュー記事も参考にしてみてください。
EDIFIER W220Tレビュー |驚きの音質と最高の使い勝手。同価格帯との比較でも検証
EDIFIER W220Tレビュー |驚きの音質と最高の使い勝手。同価格帯との比較でも検証Soundcore Life Note 3S との比較|Nothing Ear stick
バッテリーや充電器で人気のANKERのオーディオライン「Soundcore」から発売されている初のインナーイヤー型イヤホン「Soundcore Life Note 3S」と比較していきましょう。
音質の違い
元々ANKERのSoundcoreは低音&高音強めのドンシャリサウンド。Soundcore Life Note 3Sはインナーイヤー型イヤホンになることで、低音も高音も丁度良いぐらいになっている。価格からすると十分高音質だが、Nothing Ear stick と比べると音質差は大きい。
使い勝手の違い
両者ともに、アプリ対応はあり。操作はSoundcore Life Note 3Sは、タッチ操作なので、Nothing Ear stick と比べると使いづらい。マイク性能については比べるとNothing Ear stick の方が断然上といったところだ。
ただSoundcoreのアプリは良くできていて、サウンド傾向をチェンジできるイコライザーのプリセットが多い点は、Nothing Ear stick より上と言える。
価格とのバランス
Soundcore Life Note 3S :¥6,990ー
Nothing Ear Stick:¥16,800ー
価格差が大きいので単純に比較はできないので、どういった人ならどちらが向いていうのかを伝えたい。
解像度の高さ、音のキレ、迫力、空間表現など音質面を重視するならNothing Ear stick がオススメ。
音質に特にこだわりがない。音楽より動画試聴が多い。聴いてもBGM感覚という人ならSoundcore Life Note 3Sをオススメしたい。
気になる人は、下のレビュー記事も参考にしてみてください。
Soundcore Life Note 3S レビュー!徹底解剖|デザイン&音質|使い勝手|比較も
Soundcore Life Note 3S レビュー!徹底解剖|デザイン&音質|使い勝手|比較もまとめ|Nothing Ear stick レビュー!
今回は話題のブランドNothing(ナッシング)から発売されているインナーイヤー型イヤホン「 Nothing Ear stick 」をレビューしました。
ワクワクする開封体験から、ケースデザイン、イヤホン本体のデザイン性の高さ。音質の良さ、マイク性能の良さ、アプリの使い勝手の良さなど。
価格に対する全体的な満足度が非常に高く、日常的に愛用するスタメンになっている。
・Nothingというブランドのイヤホンを使ってみたいという人は即買いレベルの品質
・AirPods第3世代が気になっている人。価格を押さえ、音質や機能は同レベルと伝えたい。
・オンライン会議が多く、マイク性能の良さをイヤホンに求めるけど、音質にもこだわりたい人は「これ!」っていうイヤホンです。
気になる人は下のリンクから実際に確認してみて欲しい。
他にどんなイヤホンがオススメか。知りたい人には、オススメ記事のリンクも下につけておきますね。
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