JBL TUNE 215BTは、手頃に元気で豊かなJBLサウンドが味わえる。
完全ワイヤレスではなく、左右一体のネックバンド型だからこその品質。安価なのに、高音質が味わえるワイヤレスイヤホンになっていますよ。
03earphone #010
JBL TUNE 215BT
・耳栓型(カナル型)が苦手
・手頃な価格で高音質のワイヤレスイヤホンが欲しい
・JBLと聞いて、良いイメージがある
もしひとつでも当てはまるなら今回の「JBL TUNE 215BT」は候補になるかもしれません。
どうも!イヤホン、iPad、Macを中心にレビューしているLifeDIYのセガミです。
ネックバンド型 インナーイヤーイヤホン「 JBL TUNE 215BT 」の特徴
JBL TUNE 215BTの特徴
・ネックバンド型のインナーイヤー型ワイヤレス イヤホン
・PCとスマホ両方との同時接続もできるマルチペアリング対応
・JBLらしい、元気で豊かな音質
・ネックスバンド型だから着けたり外したりが楽
首に掛ける型のワイヤレスイヤホンかつ、耳栓型(カナル)型ではないイヤホンという珍しいポジション。価格、機能、音質と非常にバランスの取れたイヤホンになっています。
APPLEのAirPods 第3世代購入からはじまった、連載企画「03earphone」もいよいよ10回目。JBLは「さすがだなー」という出来栄えですよ!
ガジェット投資家|セガシンが、自ら投資した「これは価格以上に暮らしをより良くするライフガジェットだ!」と認定したものだけを集めた投資レポート集です。
まずは「JBL TUNE215BT」の結論として「総評」を。更に「3つのポイント」で詳しくレビュー!
後半には、人気の5,000円以下、同価格帯のインナーイヤー型イヤホン「EDIFIER X2」「NOKIA E3103」「QCY T20 AilyPods」との比較もいきます。
まずは総評をどうぞ‼
JBL TUNE215BTの総評
総合評価8.5 / 10
JBL TUNE 215BT 4,000円台
○JBLらしい、元気で豊かな音質
○取り外しやすいネックバンド型
○操作しやすいリモコン
○同時接続2台可能なマルチペアリング搭載
○マイク品質もよい!
×首掛け時にケーブルを束ねにくい
高音
中音
低音
装着感
使い勝手
コスパ度
JBL TUNE 215BTのスペック・仕様
Bluetooth | 5.0 | 再生時間 | イヤホン単体:約16時間 |
コーデック | SBC / AAC | 充電時間 | 10分の充電で約60分再生可能な急速充電有 2時間の充電で約16時間の再生 |
ドライバー | 12.5mmダイナミックドライバー | 充電端子 | USB-TypeC |
アプリ | なし | 重量 | 約18g |
ノイズキャンセリング | なし | 防水・防塵規格 | ー |
外音取り込み | 無し | ゲームモード | あり |
自動装着検出機能 | 無し | 保証 | 12ヶ月 |
マルチポイント | 有り | 価格 | 4,000円台 |
JBL TUNE 215BT 4,000円台
音質重視なら・・・穴場だと思う「ネックバンド型」という選択
今回紹介するイヤホンはワイヤレス・イヤホンの中でも、個人的に穴場的ジャンルと感じるネックバンド型のワイヤレスイヤホン。
充電ケースのある完全ワイヤレスイヤホンと比べると、音質にかけられるコストが高い特徴がある。価格以上の音質を体感できるイヤホンが多いのです。
左右がケーブルでつながっているという煩わしさはあるものの、首に引っ掛けるので、落として無くす可能性も低いというメリットも。価格と音質と使い勝手で考えると「意外とアリ」だと思うのです。
過去レビューしたAVIOT WE-BD21dも、ネックバンド型のカナル型イヤホンだったが、音質コスパが良かったしね。
AVIOT WE-BD21d レビュー |驚きの音質。豊かな響き。でも1万円以下のセミワイヤレスイヤホンーJBL TUNE215BT|3つのポイント
詳しく「デザイン」「音質」「使い勝手」の順に詳しくレビューしていきましょう。
JBL TUNE215BT は耳栓タイプ(左)ではなく、インナーイヤー型(右)というイヤーピースの無いタイプ。
今回は完全ワイヤレスではなく、左右一体型のネックケーブルのあるタイプです。イヤーピースがないということが、音質や使い勝手につながっています。
JBL TUNE215BT のデザインについて
①箱と付属品|JBLらしいアメリカン テイスト
JBLらしさを感じるパッケージ
JBLらしさを感じるデザインのパッケージ。高級感は無いけど、好感はある。変にAppleを意識みたいなパッケージより、ブランドとしての色を大事にしているのはいい。
シンプルな付属品
付属品は以下の3点とシンプル。
1.イヤホン本体
2.USB-Type A to USB-Cの充電ケーブル
3.説明書関連
カナル型ではなく、インナーイヤー型かつ、完全ワイヤレスでもないため、充電ケースもない。
ロゴ入りかつ、JBLカラーの充電ケーブル(写真上)はなかなかなかカワイイ。
②重量|約18gで標準的
一体型としては標準的な重さの約18g。耳だけではなく、首周りへ重さが分散するため、意外と楽。完全ワイヤレスイヤホンと比べても耳の負担は少なめです。
ケースが無いため、何かに入れておくのがオススメ。僕はZERO AUDIOのBANECHOS Lサイズ(写真下)に入れてつかっています。
③ イヤホン本体|やや大きいが、軽くてやさしい
ハウジング部分が、JBL TUNE215BT はやや大きめの部類。耳の形によって「ハマりやすい」「ハマりにくい」がありそう。
グッと耳の中に入るというより、耳に掛けている感覚に近い装着感。軽く付け心地はよい!
しかし、人によってはズレやすい、取れやすいかも。シリコンカバーを買ってズレにくくする方法もあると思います。
自宅、移動中、仕事中にはオススメできる装着感ですが、スポーツ用途には向きません。
④ケーブル&コントローラー
ケーブル|フラットケーブルを採用
持っているBeatsのネックバンド型のイヤホンがフラットケーブル採用で使い勝手が良かったんで、僕は断然フラットケーブル派。
全てがフラットケーブルではなく、首かける部分のみ。裏には滑り止めのラインが入っていたりと細かいところの配慮がさすがJBLといったところ。
コントローラー|大きい分使いやすい
コントローラー部は、他のネックバンド型と比べても大きめ。その分操作性が高め。細かい使い勝手は後ほど。
⑤ カラー展開|6色展開で好みによって選べる
カラー展開は、ブラック、ホワイト、グリーン、ゴールド、ブルー、パープルの全6色と豊か。
グリーン、ブルー、パープルなどファッションの差し色にも使えるカラーも選べるのはいい。
日々モノトーンな格好をしているので、選ぶならブラックかホワイト。そして今回も無難にブラックを選びました。
今見ると、グリーンも結構いいよね。
JBL TUNE215BT の音質について
音質総合8.5 |高音8.5|中音9.0|低音8.5
○元気で豊かなJBLサウンド
○解像感も高く音像がくっきり
○ボーカルがとにかくいい
<総合音質8.5 | ボーカル曲向き音質>
・高音域8.5 / 10|きらびやかな締まった響き
・中音域9.0 / 10|芯のありグッとくる
・低音域8.5 / 10|しっかりとパワフル
聴いた瞬間、JBLらしさが感じられる音。予想以上の音質に思わず笑みがこぼれた。
インナーイヤー型らしからぬシッカリとした低音に支えられ、中音域のボーカルが綺麗に聴こえる。
高音もシャンとした響きと共に、しっかりと解像感も高く心地よい。
ネックバンド型のため純粋な比較とはならないが、同価格帯の完全ワイヤレスのインナーイヤーと比べると一段上の音質だった。
個人的には、2万円台のAirPods 第3世代と比べても遜色ない音だし、こちらの方が好みかもしれない。
JBL TUNE215BTの音質チューニングは、POPSのボーカル曲を中心に聴く人にとっては、イチオシ。個人的にはEDMをこのイヤホンで聴くのも好きだ。
これまで9個のインナーイヤー型イヤホンをレビューしてきた中では、4,000円台で買えることを考えると音質コスパは1番だと言えるだろう。
マイク性能|オンライン会議に使えるレベル
これまで9つのワイヤレスのインナーイヤー型イヤホンを比べてきた。5,000円以下クラスは、音質については「この値段でこの音質は凄い!」というものもあったが、マイク品質は厳しいものも多い中、JBL TUNE 215BTはかなりいい。
今までオンライン会議でも使えるレベルのマイク品質があると言い切れるのは2万円台の「AirPods第3世代」と8,000円前後で購入可能な「Sabbat X12 Ultra」、7,000円前後の「EDIFIER W220T」の3つだけだった。
今回レビューしている「JBL TUNE 215BT」はネックバンド型のマイクが口元に近いという特徴もあり、上の3つに近いレベルのマイク品質と言えるだろう。
オンライン会議でも使える低価格なイヤホンを探している人であれば、「JBL TUNE 215BT」はかなりオススメできる。
JBL TUNE215BTの使い勝手について
①連続使用時間|16時間 と長め。10分の充電で約1時間の再生も可能
JBL TUNE215BTも連続使用時間が16時間と長め。朝仕事に行く時から帰るまで、1日中電源入れっぱなし運用ができるほど長い。
通勤時の電車内だけ使うなら週1回の充電で間に合うだろう。
「オンライン会議が次に控えているけど、バッテリーがない、、、。」となっても大丈夫な急速充電にも対応。10分の充電で、約1時間の再生が可能で安心だ!
②通信品質|ファームアップデートはした方がいい?個体差がありそう
ECサイトのレビューをひと通り読んでいると「プツプツ切れる」などの表記もありますが、個体差がありそう。僕のは半年ほど前に購入して新しいため通信品質は安定しています。
もし「プツプツ切れる」場合には、アプリからフォームウェアのアップデートを行うと解決する場合も多いとのこと。
アプリはiPhoneの場合には「JBL Firmware Update」、Androidの場合には「TUNE215BT Firmware」でアップデート可能です。
③マルチペアリングも対応 |設定方法もお伝え
JBL TUNE215BTにはマルチペアリングという2台同時接続が可能です。スマホで音楽を聴きつつ、ZOOMで会議が始まったら切り替えるこというようなことができます。
ペアリングする方法、マルチペアリングする方法についてはこちらになります。
ペアリング設定
- Step1:「再生/停止ボタン」を長押し(初回は電源ONするだけ)
- Step2:「Bluetooth設定」画面を開く(iPhoneの場合は設定>Bluetooth)
- Step3:表示された「JBL TUNE215BT」をタップ
こちらの3Stepでペアリング設定ができます。
マルチポイント設定(2台目の接続方法)
1台目の設定ができている状態で2台目へと接続する場合には、電源が入った状態で「+ボタン」と「再生/停止ボタン」を同時に長押しします。
ペアリングモードになるので、2台目を「Bluetooth設定」画面を開き、表示させた「JBL TUNE215BT」をタップしてみてください。
④持ち運び|ネックバンド型ならではの使い勝手
完全ワイヤレスの場合には、充電ケースにイヤホンを入れて持ち運ぶのですが、JBL TUNE215BTはネックバンド型なので、使わない時も首に掛けておけるのは楽。
インナーイヤー型なので、音量が大きくなければ、声をかけられれば気付けます。音量が小さめなら音楽をかけながらでも会話できるのはいい。
ネックバンド型のため、片耳だけ外して首に掛ける運用も可能なのも個人的にはネックバンド型のいいところだと思う。
しかし、ケーブルを束ねる小さなパーツは慣れが必要。
⑤操作性|指で分かる。操作性の高さ。
再生や停止、音量UP、DOWNは、ケーブルのマイク付き3ボタンリモコンを使って操作。
触ってわかるボタンがいい
完全ワイヤレスイヤホンみたいにタッチではなく「物理ボタンを押す」で操作。ボタンも大きく、感触でどのボタンか分かるので物凄く使いやすいのが特徴。
操作方法
操作は中央ボタン・+・ーと、3つのボタン(写真下)を使います。
電源ON / OFF | 中央ボタンを2秒長押し |
再生/停止 | 中央ボタンを 1回プッシュ |
音量を上げる | プラスボタンを1回プッシュ |
音量を下げる | マイナスボタンを1回プッシュ |
曲送り | プラスボタンを2秒長押し |
曲戻し | マイナスボタンを2秒長押し |
音声アシスタント | 中央ボタンを2回プッシュ |
通話を受ける | 中央ボタンを1回プッシュ |
通話を切る | 中央ボタンを2秒長押し |
マイクON / OFF | 中央ボタンを2秒長押し |
比較|JBL TUNE215BT を5,000円以下の同価格帯のワイヤレス・インナーイヤー型イヤホンで比較してみた
JBL TUNE215BT と同じインナー型イヤホンかつ、同価格帯「EDIFIER X2」「NOKIA E3103」「QCY T20 AilyPods」と比較してみた。
「JBL TUNE215BT 」と「 EDIFIER X2」を比較
「 EDIFIER X2」は、Amazonでの実勢価格が4,000円前後と同価格帯に位置する人気イヤホン。
音質と使い勝手の2点で比較していきたい。
JBL TUNE215BT :元気でメリハリの効いた豊かなサウンド
EDIFIER X2:クールなモニターライクな音質
JBL TUNE215BT :操作ボタンが使いやすい
EDIFIER X2:小さくて携帯性に優れている
音質のみで比較すると、JBLの方が一段上。音質重視の方にはJBL TUNE215BT がオススメ。
ネックバンド型の線が気になる。携帯性重視の方にはEDIFIER X2の方がオススメだ。
また、耳の小さな人や付け心地重視の方はEDIFIER X2の方がハウジング部分が小さいので、オススメしたい。
▼気になる方は、こちらのレビューもどうぞ!
EDIFIER X2 レビュー |¥4,000ー前後で弱点無し!のインナーイヤー型イヤホン「JBL TUNE215BT 」と「NOKIA E3103」を比較
「NOKIA E3103」は、Amazonでの実勢価格が4,000円前後と同価格帯に位置する人気イヤホン。
音質と使い勝手の2点で比較していきたい。
JBL TUNE215BT :元気でメリハリの効いた豊かなサウンド
NOKIA E3103:クリアで耳当たりの良い音
JBL TUNE215BT :操作ボタンが使いやすい
NOKIA E3103:装着感が良い
音楽をしっかりと聴きたいという人はJBL TUNE215BT 。BGM的にながら聴きしたい人にはNOKIA E3103がオススメ。
操作性を大事にするならJBL TUNE215BT 、携帯性を重視するならNOKIA E3103がオススメだ。
▼気になる方は、こちらのレビューもどうぞ!
ノキア(NOKIA) Essential E3103 レビュー
ノキア(NOKIA) Essential E3103 レビュー!クリアな音質で「ながら使用」最高説「JBL TUNE215BT 」と「QCY T20 AilyPods」を比較
「QCY T20 AilyPods」は、Amazonでの実勢価格が3,000円台と同価格帯に位置する人気イヤホン。
音質と使い勝手の2点で比較していきたい。
JBL TUNE215BT :元気でメリハリの効いた豊かなサウンド
QCY T20 AilyPods:低音が主役のライブ感を感じる音
JBL TUNE215BT :操作ボタンが使いやすい
QCY T20 AilyPods:アプリ対応で音質変化、操作設定変更が可能
歌モノを中心に、多ジャンルを楽しむなら「JBL TUNE 215BT」がオススメ。ロックやEDMを中心にライブ感が味わいたいなら「QCY T20 AilyPods」がオススメだ。
使い勝手は、ネックバンド型にメリットを感じるかどうかという点が大きい。プッシュで操作がしやすいのは「JBL TUNE 215BT」。携帯性の高さでは、完全ワイヤレスイヤホンの「QCY T20 AilyPods」がやはり勝つ。
ー 気になる方は、こちらのレビューもどうぞ!
QCY T20 AilyPods レビュー|重低音好きに贈る。ライブ感がたまらんインナーイヤー型イヤホンJBL TUNE 215BT まとめ
総合評価8.5 / 10
JBL TUNE 215BT 4,000円台
○JBLらしい、元気で豊かな音質
○取り外しやすいネックバンド型
○操作しやすいリモコン
○同時接続2台可能なマルチペアリング搭載
○マイク品質がオンライン会議に使用可能レベル
×首掛け時にケーブルを束ねにくい
高音
中音
低音
装着感
使い勝手
コスパ度
今回はJBL TUNE 215BTをレビューしてきました。
4,000円台で購入可能なネックバンド型、インナーイヤー型イヤホンとしては音質、使い勝手ともにかなりオススメできる品質になっています。
JBLらしいサウンドかつ、マルチペアリング対応、マイク性能もいい。
音楽はもちろん、オンライン会議にもオススメできる「バランス感が鬼」なインナーイヤー型イヤホンでした。
耳栓型(カナル型)が苦手で、仕事中に使いたいという人にオススメしたい逸品です!
今回紹介したライフガジェット
JBL TUNE 215BT
JBL TUNE 215BT 4,000円台
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