読んで欲しい1冊を紹介する#オススメの1冊。2回目の1冊は 『 自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ 』です。
タイニーハウス ムーブメントで出会った。おしゃれじゃない方の究極!
第1回で紹介した【 minimalism 】という本はミニマリストになる過程が描かれた本だった。
僕はここ7年ほど、ミニマリズムからはじまり、タイニーハウス、小屋、トレーラーハウスと小さな暮らし的なものにハマっている。
トレーラーハウスは、中古相場などを数ヶ月に一度チェックしたりしており、コロナ禍で中古価格が上がっていて、買いもしないの少し残念な気持ちになったほどだ。
そして、僕が見ていたミニマリズムやタイニーハウスは、ほとんどがムーブメント的で、ファッション要素も含んだものたち。文化的最先端な香りも漂う。
じゃあ、実際に小さな家を2拠点目に構えるか。などと妄想して調べると、タイニーハウスも小屋もトレーラーハウスも家を買うより当然安いが、一般的に購入しようとするとそれなりにする。
「家買うより安いけど、そもそも狭いからやん」みたいな・・・。
今日紹介する本は、おしゃれさも文化的最先端な香りなど一切ない。
『 自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ 』は一種のサバイバル本である。
自分の土地に、自分の家を建て、月2万円の生活費で暮らす。
この生き方への初期投資は100万円足らず。
これを実践した男の素敵な記録なのだ。
日本という国で、低コストで暮らすための実践記。
家族をもつ身としては、実践することはできないが、この情報を知っているだけでも、常識を捉え直し、日常を考え直すキッカケになる。もしもの時には役立つかもしれない。そんな本だ。
『 自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ 』とは
著者の高村 友也は100円の木材と段ボールで作った総工費100円の路上段ボールハウスで1年ほど住む中で、誰からも何も言われずに、自由に、安心して暮らせる場所を求めるようになった。
賃貸住宅のコストは高すぎると受け付けず、結果山林を手に入れ、10万円ほどの材料費で自力で小屋を建て、月2万円の生活費で暮らす。
この実践の中で見えた気づきや学び、発見をまとめたものである。
Bライフとは必要最低限を意味するBASICのBだと本の中で述べている。
東大卒という経歴からうなずける学びや発見
筆者は東大卒。だからというわけではないが、要所に調べることの緻密さや解釈の面白さがある。
日本の法律がどうなっているのか。その法律を守りながらも、必要最低限のコストで暮らす方法とは何なのかを調べ、学び、実践していく。
読み手としては「なるほどー、そうだったのか」という学びや発見も多く、2年に1回は読み直してしまう面白さがある。
そしてこれを書くために読み返して、もうハマっている。
おしゃれさと切実の狭間に
おしゃれDIYの反対には、コスト削減による利回りUPに命を懸ける不動産投資家のDIYがある。
おしゃれミニマリストの反対には、必要に迫って生み出された究極の節約がある。
同じ物事を、どんな目的で、どうアプローチするのか。
立ち位置による視点や考え方の違いから、同じことの実践記なのに全く違う情報や本になる。
そして、本気で使える生の情報とは、切実な視点や考え方に多く詰まっている気がするのだ。
おしゃれさも大好きだし、切実から見出された発見も僕は大好きだ。
両方を知ることは、自分にとっての塩梅やバランスを知ることにつながるのだと思う。
『 自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ 』を読み返して
小屋とかタイニーハウスやトレーラーハウスなどに興味がある。安く家を手に入れたい。生活費が安ければいいのに。そんなことを考えているおっさんには、是非この本を読んで欲しい。
きっといろんな発見や学びに溢れるはずだ。
ー今回紹介した本
『 自作の小屋で暮らそう Bライフの愉しみ 』
100万円の初期投資で、自分の土地、自分の家を手に入れる。月2万の生活費で自由に暮らす。必要最低限のBライフ実践記。
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